【復刻版】2016/11/19 Mステ「2003年月間ランキング」からJ-POPの歴史を読み解く&記事紹介・隠れSMAP

【こちらは  復刻版 うまれかわり記事  です】

<2016/11/17に作成した記事です>

 

 

昨夜の「Mステ」でまた「世界に一つだけの花」を取り上げてくれました~

今回は、『Mステ30周年 特別企画』として

ナレーション 「ある年の月間ランキングを見ていくと今につながるJ-POPの歴史が見えてくる」

「あの年の月間CDランキング」ということで、2003年にスポットを・・

ナレーション 「この年リリースされた、SMAP「世界に一つだけの花」と森山直太朗「さくら(独唱)」」

「大ヒットを記録したこの2曲。実は同じ3月5日にリリース。」

「今夜はこの2曲の秘密が明らかに」・・と特集。

2003年の月間ランキングを1月から順に追いながら、

「世界に一つだけの花」と「さくら」を軸に展開。「世界~」が登場するのはもちろん3月から。

 

ナレーション 「3月に1位となったのは、現在も売上を伸ばす、あの曲」

「この曲はもともと2002年リリースのアルバム「Drink! Smap!」に収録。」

「その発売翌年、草彅剛主演ドラマ 「僕の生きる道」の主題歌になるやいなや・・」

「100位圏外から10位までアルバムが急浮上。シングルとして発売されることになった。」

「そんな「世界に一つだけの花」。実はシングルヴァージョンとアルバムとでは少し内容が違うのはご存知だろうか。」

「例えば、歌の始まり方、アルバム版では・・Aメロから始まるが」 
ライブDVDの映像とともに木村くんが歌う映像・・

「シングルヴァージョンでは、いきなりサビから始まる。」

「さらに違うのは、アルバム版では木村拓哉が歌っている部分が」

「シングルヴァージョンでは、ドラマで主演を務めた草彅が歌っている。」

「そしてこの曲は、4月以降もランキングを大きく賑わせて行くこととなる。」

そして、5月に1位となったのが・・「さくら(独唱)」。

3位に「世界~」も入ってますね。

同じ3月5日にリリースした「世界~」と「さくら」。

登場第一週目、「世界~」が1位に対し、デビュー1年目だった直太朗くんの「さくら」は実は80位スタート。

そして、初回の出荷数は1200枚だったという。

宣伝費をかけられなかった直太朗くんは、桜前線とともに九州から北海道へ北上する「桜前線北上ライブ」を行なった。

さらに・・

ラジオや有線で、とにかくかけてもらおう・・という事で地方ラジオ局などが編成会議などをやっている現場に直接訪れ・・・

「流し・・ですよね。だから。」(by直太朗)

「「どうも、森山です」って言って、かくかくしかじか・・「こういう曲があるんでぜひ聞いて下さい」って言って、そこで少しずつ関心を持って頂いたのを憶えています。」

地道な活動。

でも、これが本来のヒット曲のまっとうな道筋、っていう気がする。

2003年。

この年はまだ、今のような「複数枚売り」が主流にはなっていないし。

配信、のような形態ではなく、「聴きたい」と思ったらCDショップに足を運び、1枚1枚CDを手に取って買うことが当たり前だった。

だから、「さくら」や「世界~」のような・・自然とムーブメントが盛り上がるようなスリリングな展開・・計算では語れないヒット曲の誕生があったんだね。

 

「世界~」だって、今と違ってファンよりも一般の人が買ってくれた方が断然多かった。 そういう時代だった。

純正なヒット曲。

老若男女問わず、買いたい人が買う。町を歩けば自然にどこかから「世界~」が聴こえてくる・・そんな現象。

21世紀最大のヒット曲は、そうした純正な「最後の大ヒット曲」なのかもしれない。

 

ナレーション 「そんな彼の地道な活動が報われ、なんと5週間で(「さくら」は)80位から6位までランクアップ、この後1位を獲得・・」

その後、彼が急きょピンチヒッターで呼ばれて「Mステ」に出演したエピソードなどが語られました。

これは、2003年4月18日のラインナップ。

あのt.A.T.u. がMステに出なかったので直太朗くんが・・いや~・・なるほど(笑)

Mステ出演後にランキング1位を獲得し、その後3週連続1位をキープ!やったね、直太朗くん。

 

その後、6月以降 様々なアーティストが1位を獲得。
しかし、7月の後半もまだ「世界~」15位と「さくら」20位とロングヒット。

12月に入り、「さくら」は87位、「世界~」は39位といよいよ下降線・・(とナレーションは言っているが、それでも39位ってスゴイよね。)

ナレーション 「紅白出場決定などの影響で、7位と14位にランキングが急上昇する結果に。」

2003年 年間シングルTOP5
 

4位は「さくら(独唱)」。デビュー1年目で凄いですね。

そして、1位は・・

ナレーション 「翌年以降もランクインし、96週のロングヒット。」 表を見ると2006年1月30日付が96週目。

「そして、今年10年ぶりにオリコン100位圏内に再浮上。」

「その後、43週入り 今週も5位にランクイン。通算、139週100位圏内に入ったことに。」

「現在までに、239万枚を売り上げる大ヒット曲となっている。」

「Mステ」はいつも、SMAPを取り上げてくれて。

そして、他の番組では内容とは直接関係のない時でも、よく枕詞で入れられる「解散」というワードを使わないでいてくれる。

 

SMAPに対してどうの・・っていうより、音楽番組として高い志を感じます。

いつもありがとうございます。

そして、2003年の大ヒット「世界に~」と「さくら」のこの盛り上がり方こそ、年代問わず「音楽を聴いて」ジワジワと人々の心に沁み込んでいく感じ・・まさに今に続く、J-POPの歴史が読み取れて興味深かったです。

今、テレビというメディアが終焉を迎えつつあるのでは・・と言われるなか、

音楽の売れ方も少し前から変わってきている・・・きっとテレビとともに大きく変換する過渡期なんでしょうね。

 

そして。

いつもオリコンで素敵な記事を書いてくれる菊地さんの新しい記事をご紹介します。

まだ見ていない方はぜひ、ご覧くださいね。

 

『 【連載13】騒動が引き金に、あらためて気づく自分の中の“隠れSMAP” 

2016-11-18

 コチラ  ORICON STYLE20161118

 

~引用~
「前回お送りした『“スマスマ”やライブで伝わる、SMAPの本当の歌ごころ』に続く、SMAP連載第13弾。今回は、今年1月から続くSMAPの“騒動”に焦点を当ててみたい。1組のアイドルグループの進退が、ここまで大きく、長く世の中を騒がせている理由。一口に影響力や話題性があるから、というだけではない。こんなことが起こって、あらためてSMAPの存在が、いかに生活や心の中に根付いていたかに気づく人が多かったのではないか。自分の中の“隠れSMAP”に――。

 

今年になってから発覚した“隠れSMAP”の存在の多さ

 アメリカの大統領選で共和党のドナルド・トランプが勝利し、表向きにはトランプ支持だということを隠して投票した“隠れトランプ”なる層の存在が話題になった。“隠れ〇〇”という言い回しは、江戸時代の“隠れキリシタン”が語源になっていると思われるが、「実はこんなに支持者がいたんだ!」という発見として、個人的には、今年になってから発覚した“隠れSMAP”の存在の多さに驚かされている。

 “隠れSMAP”といっても、“隠れトランプ”や“隠れキリシタン”(正しくは、“潜伏キリシタン”)とは違い、ファンであることを意図的に隠していたわけではない。どちらかというと、SMAPに対して潜在的に抱いていた好意や、知らず知らずのうちに彼らから受けてきた恩恵に今になって気づいた、“潜在的SMAPファン”という言い方のほうが正しいだろう。

CD発売もライブもないにも関わらず、SMAPの支持は拡大

 今までにファンであることをおくびにも出さなかった人が突然、「最近、実は自分がすごくSMAPが好きなことに気づいた」あるいは、「自分がどれだけSMAPに助けられてきたか、今になってわかった」と言ってきたり、「あらためてSMAPの音楽を聴き直して、“やっぱりいいなぁ”と思った。ライブDVDを買うならどれがオススメ?」と質問されたり。私自身、ベストアルバムに投票する曲を決めるために、CDをデビュー当時のものから聴きなおしたり、録画したバラエティ番組やライヴ映像を見直したり、SMAPの生み出してきた“作品”たちと触れる機会が俄然、増えている。

そして驚くべきことに、楽曲にしても、ライブにしても、バラエティにしても、ドラマにしても、彼らの関わっているエンタメ作品のクオリティは驚くほど高く、面白くチャレンジングで刺激的で、時代を経ても色褪せないのだ。結果、“5人でSMAPの歌を歌っている姿が見たい!”という飢餓感とともに、昨年までは比較的穏やかだったSMAP熱が、いつになく再燃してしまっている。つまり、SMAPファンを自称する人たちの中にも、さらなる“隠れSMAP”が潜んでいたのである。

 先日発表されたオリコンの『第13回 音楽ファン2万人が選ぶ好きなアーティストランキング2016』で、SMAPは昨年の総合10位から6位に急浮上した。トップ10に入っているのはいわゆる“常連組”で、嵐にしてもいきものがかりにしても、Mr.ChildrenにしてもB’zにしても、宇多田ヒカル以外は、“ライブ”でガッツリ幅広いファン層を掴んでいるアーティストばかりだ。今年になってからシングルを1枚もリリースしていない、しかも2年間ツアーをしていないグループが、1年で4つもランキングを上げることは、極めて異例なのだという。

これこそまさに、音楽ファンの中の“隠れSMAP”が目覚めた結果なのだろう。“騒動”をきっかけに、多くの人が気づいたのだ。SMAPの音楽がくれた優しさや、夢や勇気に、これまでどれだけ助けられ、救われてきたのかを。

これまでSMAPが見せてきた、アイドルとしての誠意と優しさ

SMAPのコラムを書きながら、たびたび、中学のときに読んだ本の一節を思い出す。そこには、“人生とは、人の優しさと出会う旅である”と書いてあった。14歳のときは、大人から優しくされることは当たり前だと思っていたし、“人に親切にする”ということの意味ぐらいは理解できても、“優しさとは何か”ということまで、思いを巡らせたりはしなかった。でも、大人になってみてつくづくわかった。人生で、人の優しさに出会えることは、そんなに多くはない。“働く人々”は案外忙しく、余裕がない。都会では、“人にやさしく”することが、お節介やありがた迷惑だととられることもあるし、逆にあらぬ誤解を生んで、関係がこじれることもある。

でも、そんな世知辛い世の中で、SMAPというアイドルからは、チームの関係性だったり、後輩とのやり取りだったり、アイドル以外の大人の人たちとの関わりの中で、人の優しさや思いやりを感じさせてくれることが何度となくあった。ただ美しいとかカッコイイとか上手いとか若いとか、そういう記号的なわかりやすい魅力ではなく、もっと人間臭い、もがき足掻いている感じがあった。そんな彼らが<どんな時も くじけずにがんばりましょう>と歌い、右も左もわからないバラエティ番組にたった1人で放り出されたりしながらも、6人が集まると、ピッカピカのオリジナルスマイルを見せてくれたりすることに、彼らの全力の、アイドルとしての誠意と優しさを見た気がした。

とりわけ、96年5月の、森且行がSMAPを脱退することになった最後の6人での『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)。そのとき6人で歌った「BEST FRIEND」は、それぞれの仲間に対する優しさに溢れていて、どんなドキュメンタリー映画を観たときよりも、どんな壮大な物語を読んだときよりも“人間っていいな”“仲間っていいな”“SMAPっていいな”と思えた。ライブに足を運べば、直接、そんな彼らの人間力を目の当たりにすることができた。ライブでの彼らは、いつも全力で、自由で、献身的で。芸事に対して謙虚な分、とても一つ一つのパフォーマンスがとても誠実に感じられた。

SMAPの歌に“心”があるというのは、技術が足りないと自覚している部分を、誠意や情熱で補おうとしているからかもしれない。仕事柄、海外の大物アーティストのコンサートから新人アーティストのライブまで、幅広く足を運んでいるつもりだが、もちろん高揚したり、感心したり、興奮したり、感動したりはしても、SMAPのコンサートのように、優しさと出会えたような温かい気持ちになることは、まずない。

せめてできることを……、そんなファンの活動を誰が責められるのか

東京新聞の掲示板に思いを綴ったメッセージを投稿したり、「世界に一つだけの花」のトリプルミリオンを達成しようと呼びかけたり、解散阻止の署名活動をしたり、自分たちにできる形で、SMAPのストーリーを終わらせないための活動に勤しむファンがいて、それに対し、「決まったことなのだから、放っておいてあげたら」とコメントするタレントや著名人がいる。

もちろんファンは、SMAPを困らせたいわけじゃない。ただ、ずっとそうやって誠実に、献身的に優しさをくれた彼らに、せめて自分たちなりの愛を届けられたら、と思っているだけだ。

“ずっとずっと好きでいる”とか“ずっとずっと信じてる”という思いは、言葉にしなきゃ届かない。ファンの思いなんて、いくら言葉にしたって、スターである彼らに届くはずはない。ならばせめて、できることをしたい。言葉じゃなく行為で、思いを届けたい。そんな優しい気持ちを、誰が責めることができるだろうか。

人生は、人の優しさと出会う旅。SMAPのファンになってから、彼らからもらった優しさは計り知れない。そしてさらに、私はこの一連の騒動を通じて、SMAPファンの優しさにも、たくさんたくさん出会うことができたと思っている。 (文/菊地陽子) 」

 

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