おはようございます。
7/13(土)に「音楽の日 2019」がありました。
今年は例年に見ないジャニーズ事務所所属のタレントさんたちをクローズアップした企画、放送前から心配の声もあがっていましたが。
いろいろ難しい条件の中なのにスタッフさん、“音楽の日の魂”を忘れずにがんばってくださったんだな~ という感想。
MCの2人もいつも通りの進行。 あたたかく、楽しく、歌をしっかり聴かせてくれる感じさせてくれる・・そこは変わりなかった。
一般視聴者からも、いろいろな意見・感想、苦情が出ると思いますが・・・
SMAPファン、中居ファンである今の私には ひと言で語れない「複雑な想い」があります。
以前は毎年、長々とレポしていたのですが・・・今年の「音楽の日」の感想&レポはやめておきます。
代わりに!?
「音楽の日」の直前オンエアされた『ニュースな会』より。
ジャニーさんを取り上げた前半をレポします。
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2019年7月13日(土)放送『ニュースな会』
(出演:中居正広、柳澤秀夫 鴻上 尚史、井戸田潤(スピードワゴン)、東尾理子、朝日奈央)
冒頭、7/9にジャニー喜多川さんが亡くなったことを伝える。
彼の功績を振り返る・・としてジャニーズ事務所の歴史をともに、タレントたちの活躍の映像が次々に流れる。
もちろん、SMAPも。
小窓にはそれを見つめる中居君の姿。
~VTR明け~
中居 「さあ、ニュースな会の時間がやってまいりました。」
「今週は僕個人としてもね、えーとても大きな出来事でしたけども まずはVTRをご覧になって、東尾さん」
(と、ゲストの東尾理子さんに振る)「世代的にはどの世代になるんですか?」
東尾 「世代は(笑)シブガキ隊から始まり、少年隊、光GENJI・・という感じですけど。そこの話でお互いの年齢が分かる、っていうか。」
中居 「さあ、鴻上さん 演出家として・・」
鴻上 「僕はやってるんですけど・・自分の俳優芸能事務所の偉い人は、まずは映像を選んで・・お金になりますから。テレビとかをまず。テレビの仕事が決まって空いてると演劇をやるってなるんですけど、ジャニーさんって舞台を大事にしてくれたので。わりとテレビ、映像の仕事をのけて舞台をキャスティングする人っていうのは実は日本の芸能事務所の偉い人の中ではあんまり居ないんです。」
中居 「めずらしいタイプ。」
鴻上 「すごいめずらしいです。」「舞台をちゃんと評価してくれて、一緒に育てようとするっていうのは素晴らしかったです。」
井戸田 「ジャニーさんっていう存在はもちろん知ってはいましたけど、我々お笑い芸人と会うことがほぼ無いですし。動く映像も今回が初めてぐらいです。中居さんから見て、ジャニーさんっていうのはどういう存在でどういう方なんですか?」
(目じりを両手で覆って引っ張るような仕草をしながら)
中居 「ん~・・そうですねぇ~・・ いやもうちょっと・・あのーねっ、コメントとか公式的なこと まだ僕、させてもらってなくて。」
「たまたまだったんですけど、「プレミア12」世界野球のリリースが昨日おとといだったんですよ。それと同じような時期で・・んー、今コメントしてしまうと「プレミア12」の・・ずいぶん前からこの日っていうのが、何週間、何か月前から決まってたんで・・」
(※7/11(木)国際大会「世界野球プレミア12」の公認サポートキャプテン就任を発表)
「あ~・・こっちの「プレミア12」も濁ってしまうのも良くないし、大事なジャニーさんのコメントも濁ってしまうから、ちょっと(コメントを)差し控えさせていただいたんですけども。」
「ん~・・ねぇ、あの・・こういう番組で僕は司会進行の方をやらせてもらってるんで、あんまり自分の話っていうのは・・」
(すると、ゲストの皆さんから)
「聞きたい」という声が。
中居 「・・しづらいところがあるんですけど・・何から話しましょうか・・」
東尾 「出会いとか~・・」
中居 「いや、個人的な思いはもちろんあるんですけど。ホントにコメント色々な方々がねしてまして・・TV等、紙面もそうなんですけど。僕にとって・・僕らにとって 1分の1。1対1なんですよ。でも、ジャニーさんにとっては、分母が1で分子、子供・・何百って居ますんで。僕は何百分の1に過ぎない、うん。 でも「分母」じゃない「分父」の方がいいのかな? 分子・子供、分母・・「分父」の方がいいのかな。父の方がいいかな? うん。何十、何百分の1に過ぎないんじゃないかなと思いながら。」
「でもコメント見てますと、着飾ることなく所属タレントの皆さんはポーズでコメントしてるのではなく、ホント素直な気持ちでされているなって凄く感じましたし。でも不思議ですよね、企業・・うん、プロダクション、企業の社長さんが「亡くなりました」ってコメントがこんな集まるのかな!?って。これが不思議で。」
東尾 「お父さん、今「分父」っておっしゃいましたけど。いわゆるお父さんみたいな?」
中居 「・・お父さんって・・まぁ~でも怖・・」
鴻上 「しかられた事はあるんですか?」
中居 「僕は怖かった方ですね。怖かった世代になるかな~」
井戸田 「ダメ出しとかですか? プライベートなことでの?」
中居 「プライベートもそうですし、凄く厳しくしてもらいましたね・・」
(何に厳しかったですか? という質問があったのか(カンペ?)一瞬、悩む中居君)
中居 「僕は、ホントに教わったことも沢山あったんですけど 僕が一番最初に教わったのが、あの~・・この照明を教えてもらいました。うん。」
(一同、「へ~」・・ピンと来ない様子)
「僕らSMAPは昭和のグループだったんで。(照明の)光量がまだ アルファビームだとかバリライトとか光量が強い照明がある時代じゃなかったんですけど。この照明をひとつずつ教えてくれたんですね。」
鴻上 「え?ライトの種類ってことですか?」
中居 「種類ですね。 ジャニーさんは80番台が好きなんですよ。このね、ピンクがかった・・」
鴻上 「あ~! ゼラの色の番号ですね」
中居 「そうです! 赤味・・ピンクの・・」
井戸田 「照明さん、ちょっと・・」(と、スタジオのスタッフに声掛けする)
いやいや・・と恥ずかしそうに手を横に振る中居君。
鴻上 「舞台の照明のことで・・映像の照明の人は違うんですよ。“ゼラ”は使わないんで」
中居 「その時代は、まだね・・灯りがそんなに・・。なんか強い灯りが無かった時代で。僕が灯りのことをやってた時に『You、これ80番台で赤から紫がかる番号だけども、躍動感のある時はこの灯りを使った方がいい』と。で、70番台って・・ブルーから白がかったのが70番台で。『これはミディアムなんかの時に使った方がいい』と。『僕はちなみに、88番。パーパーが好きだからね』って。」
鴻上 「それ中居さんに言う意味ないでしょ?」
中居 「その時から教育が始まってたんですね。」
鴻上 「それ演出家に言うことは大事ですけど・・」
中居 「僕らは タレントさんはもう演出家になるんで。自分たちのライブを。」
(あ、自分の・・ とここでみんな気づく)
鴻上 「そうか!」💡
井戸田 「ジャニーズさんって結構タレントさんが演出するっていいますよね?」
中居 「それで僕は、88番がジャニーさんが好きだからってライブで繰り返し使ってたら『You、88番使い過ぎだよ』」
(一同、爆笑)(≧∇≦)
「「えっ!?」って。『活かすも殺すもパーパー(88番)使ってたら、パーパーも死ぬじゃないか』って。『いろんな灯りを作ってやりなさい』と。」
「 “大成功は細部に宿る”じゃないですけども、こうやって照明だとかっていうのを積み重ねることによって、ライブとか舞台っていうのは成功する、と。細かいことを積み重ねなさい、と。ライブの半分以上は灯りで決まるってことも憶えてください、っていうのを教わった。それも15、16だから分からないんで。それはもう自分でメモをしながら。灯りは勉強させてもらいましたね。」
鴻上 「15、6の子供に・・若者にそれだけのことを必死で言うのが凄いですね」
中居 「でも、言うメンバーもたぶん・・この子にはこの学び、この子にはこの学び・・っていう風には考えたんじゃないかなーと思いますね。」
井戸田 「ジャニーさんは凄く気遣いの方だって聞いたんですけど。細かい気遣いの方ですか?」
中居 「間違えないです。 配慮に関しては凄く。ですから、今こうやって僕も教えてもらった中で・・僕がトーク番組とかバラエティ番組が多いと思うんですけども。トークのスキルを一番最初に見出してくれたのがジャニーさんだったんですね。それも15とか16の時だったんですけど。 僕なんかの先輩 光GENJIの前説・・って言うんですか・・芸人さんで言うと。ライブが始まる15分前に、僕1人で出て行って喋るんです。」
一同、「え~!?」「ライブ会場で、ですか?」
中居 「僕、喋れない 15、6ですから喋れないんですけど・・「前説をやりなさい」と。僕は何を喋ればいいか分からなかったので、ジャニーさんが直接本番前に台本を書いてくれるんですよ。」
一同、「へぇ~!・・」
中居 「直接書いて・・僕はこれを丸暗記して、ステージに。ほんと・・「ようこそ光GENJIのコンサートに ようこそおいでくださいました。これから皆様方に15分後に開演されます光GENJIのコンサートにあたって、注意事項をお知らせします」・・って、その注意事項も知らないので。何?“注意事項”って~」
「注意される人間が 人を注意していいのかな?とか」(一同、笑)💨
「今まで注意されっぱなしの人間なのに、人のこと注意していいのかな?って。 それを毎回、毎回書いてくれて。 それもユーモアも入れて・・ってことだったんで、ちょっとそのトークの中にユーモアを入れると、たまにウケたりするんです。ね?若いし、嬉しいじゃないですか。それ繰り返し、連発するんですよ。そしたら怒るんですよ『同じこと繰り返さないでくれ』と。『いくらウケたからってなんで同じこと繰り返すんだ』『違うことを考えながら、考えながら積み重ねなさい』と言われました。」
鴻上 「でも、注意事項で 15分なんかもたない。3分ぐらいで済みますよ。」
中居 「その間に、あのー “誰々が今度、何々に出ますんでご覧ください”みたいなことを書いて・・それを丸暗記しながら。だからホント不思議だったんですよ。この世界入ってから、やっぱり “マッチみたいになりたい”とか、“少年隊みたいになりたい”と思って・・「なんで俺、トークばっかさせる」・・・それは、後々気付いたんですけども、それがホントに不思議でした。」
「その中でも、例えば打ち合わせをしてます、控室に居ます。 僕なんか、あーじゃないこーじゃない・・って言ってる時に例えばライブに来る関係者の方が入って来た・・コンコン♪って「失礼しまーす。拝見させてもらいますんで」・・あー、よろしくお願いします・・ジャニーさんも立って「よろしくお願いします」って、その関係者が扉を閉めようとした時にジャニーさんが大笑いしたんですよ。」
「『ハッハッハッハッハ』って。で、パタン!と閉まったんですよ。「えっ!? ジャニーさんどうしたの?」って。『You、ここ埋めないとダメだよ』って。「ええ!?どういうことですか?」・・(扉が)閉まる瞬間にその中がシ~ンとしてしまうと、自分が悪口言われてるんじゃないか?目くばせされてるんじゃないか?・・っていう風に考えてしまうから、閉まる瞬間はとにかく繋げなきゃいけない。」
一同、驚き。「えー・・・」( °_° )
中居 「なんだろう・・って。それが、今で言う「配慮」なのかな?って それを、僕 16、7の時に教えてもらって・・それを考えたことがなかったんで。「どうもありがとうございました」ってパタン!って・・この隙間の間にもう何か音が聞こえてたら安心するけども、何にも聞こえなかったら不安をかき立てるから、ここはYou埋めないとダメだよ・・って。」
鴻上 「確かに、ため息とか聞こえてきたらね」
中居 「悪口言われてるんじゃないかな~・・」
井戸田 「悪口言うなら、ちゃんと閉まってから言えよってこと?」
一同、笑い。
中居 「トークのスキルじゃないですけど、「あ!」こういうことも人に対しての配慮っていうのも。なんとなく自分の中で・・うん。」
アナ 「楽屋でテレビ局でご挨拶される方も多いと思いますけど、ドアが閉まる瞬間・・」
中居 「気を付けるようにしてたりだとか。なんとなく、違う話題でもなんか埋めないといけないな・・って今でも気にしたりするかなと思います。」
みんながホー・・・✨と聞き入り、感心していると・・急に話題を変え・・
中居 「僕は歌いたいわけじゃないですか。」
「歌う時、マイクをアドリブでマイクをくるーっ☆て回して。くるっと回してパッと(取って)パーン!(と指さす仕草)👈・・カッコつけたい時期だったんです。」
井戸田 「中居さん、やってるイメージがある」
中居 「くるーっと回って、パッと(取って)ガンガン!ってやりたいんだけども・・決まると気持ちいいんですよ。お!決まった!・・みたいな。(ある日やったら)マイクを取り損ねちゃった・・あー、良くないなって。なんか照れ笑いしながらまた踊ったりするんですよ。そしたら、そのオンエアが終わったあと、ジャニーさんに言われましたよ・・」
「本来ならばマイクが落ちたら音が出るはず・・。僕がやって落ちたらマイクの音がしなかったんです。」
一同「エッ!?」( °࿁° )
何かに気がついたスタジオ・・クスクス(笑)
中居 「『You、何回もやっちゃダメだよ! Youのマイクは入ってないんだよ!』」
スタジオ中、爆笑!!💨
中居 「・・・「え!?」・・・『Youのマイクは入ってないから、回しちゃダメだよ』」
アナ 「中居さんご自身は入ってると思って歌って?」
中居 「入ってると思って、満々と歌ってましたよ」
井戸田 「あのねぇ 聞きたいエピソード、それじゃない」
鴻上 「ウマイ! ウマいなー」
中居 「「You入ってないんだよ」って。「You回しちゃダメ」じゃないんだよ。入ってない・・って ミュージックステーション! ミュージックステーション!」(ココはテレ朝)
「それから気になっちゃって、気になっちゃって自分のマイクが入ってないか。こうやって本番前に(音が入るか確認)俺のすげー軽いから、すぐ回るし。なんだろう?って(中を)見たら、電池も入ってないの」
「ジャニーさん!俺のマイク、電池入ってないんだけどぉー って。」
「これはもう、気分的に電池だけは入れといてください、って言った。」
全員、大爆笑。ヽ(。>▽<。)ノ
アナ 「重みがあった方が回しやすいですよね」
中居 「そうなの。何回転もしちゃうから。」
ここで柳澤さんが・・☆*。
柳澤 「ジャニーさんが息を引き取られる前、ってことになると思いますけど。一番最後に中居さんがお会いになった時、最後にかけた言葉ってどんな言葉ですか?」
中居 「え?・・なんだったんだろ・・もう すごい行ってたんで・・で、どこが最後かな・・って思いながら。自分が最後が来るっていうのは・・今でもちょっとまだ あの・・ホントに亡くなったのかな?・・って。お会いしてるのも、ちょこちょこ行ってたんで。その日が最後になる、この言葉が最後になるっていう・・ たぶん、「バイバイ、また来るね」って。うん・・「また明日あさって来ますんで~」っていうのが最後だったのかなぁ~・・うん・・・」
「でも みんななんか そんな思いだったんじゃないかな~と思いますし・・ねぇ~」
「沢山の人々に愛されるように、教育・育成をして世に出してるわけじゃないですか。このタイミングで「みなさんに愛されなさい」って言うジャニーさんが一番愛されてるなーってのは感じましたね。 本当に言ってあげたいですよ。あなたが「沢山の人に愛されるように頑張りなさい」って教育してるんですけど「あなたが一番 愛されちゃってるよ」って。 うーん・・これもなんか不思議な感覚だな、と思いながら。・・うん・・」
笑顔を作ろうとする中居君の顔。
誰も喋らない “無” のその間をそのまま放送してくれたスタッフ。
CMに入る瞬間の、その数秒間。
明るくマイクのネタで締めくくろうとしたであろう、中居君の繊細な部分を引き出した柳澤さんの質問。
中居君の表情、間、言葉。
どんな報道よりも雄弁でした。
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