森且行選手。“森くん”の独占取材。
先日、「あさチャン!」で2日間に渡り特集された後編(9/29)の文字起こしです。
(ちなみに・・前編(9/28)分はコチラ
⇒ 森且行選手「あさチャン!」事故後初のインタビュー(前編9/28))
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9/29放送分
コーナー冒頭、MC夏目三久さん。
「ここからは昨日に続いて、オートレーサー森且行選手に事故後初めて行なったインタビューの模様をお伝えします。両足に麻痺が残りながら、自分の足で歩けるまでになった森選手。来年、レーサーデビュー25周年を迎える日にはなんとか復帰していたい。そんな復帰を目指す力をくれた5人の仲間、そして同期の言葉とは。」
今月7日。
ー 杖ををつきながら、歩く森くんの後ろ姿 ー
森くん 「うわぁ 久しぶり~」
ナレーション:事故から226日。事故後、初めてオートレース場に戻ってきた森選手が真っ先に向かったのは、自身のバイクのもとでした。
森くん 「(指折り数え)3、4、5、6・・7カ月ぶりにまたいでみよう。できるのかな?」(と、壁に杖を立てかけて)「またがれるかなぁ~」
レプリカのバイクにゆっくり、乗ってみる森くん。
ナレーション:事故後、初めて乗ったバイクの感触。何度も確かめました。
(インタビュアー)「どうですか?感触は?」
森くん 「 うーん なんだろ?半年以上、経っているんで、なんか変な感じがしますね。 乗れるのかなぁ?本当・・ちょっと不安はあります。」
「・・乗りたいですねえ。 音を聞きたいですね、まずエンジンの」
「 かっこいいですね やっぱり。ハハッ・・オートバイかっこいいなー 」☆.+*
ナレーション:小学生の時に抱いたオートレーサーへの夢。応援してくれてるファンのためにも、そして待っていてくれる仲間のためにも、もう一度 大舞台へ。復帰への信念が揺らぐことはありませんでした。
ー 2021年1月の事故のレース映像 ー
ナレーション:数ミリずれていたら、亡くなっていたかもしれない命に関わる大事故でした。両足に麻痺が残り、一時は車椅子生活も覚悟した日々。それでも、歩きたい、走りたい、その一心でこの8カ月 過酷なリハビリを続けて来ました。
一歩、一歩、ゆっくりながらも しっかりと歩く森くんの映像。
森くん 「(リハビリを)病院にいる時は 一回も休ませてとは言わなかったし、とにかく時間を無駄にしないように。 今ある時間をどうやって生きるかだったんで。うん、とにかくほんと無駄な時間はなかったと思います。かなりやっていましたね。」
(インタビュアー)「先生に止められるまで?」
森くん 「そうですね。それ以上やると・・やっぱり、その当時はまだ骨がくっついてないんで、はい。」
ー リハビリの映像 ー
ナレーション:これは松葉杖を使って初めて自分の足で歩くことが出来た時の映像です。触ってもつねっても、感覚が無かった足。それが松葉杖で歩けるようになるまで、たった2カ月。 そして、この2か月後には・・・
ー 今年5月21日の映像 ー
リハビリの先生と並んで立つ森くん。
先生「明日退院おめでとうございます」
森くん「ありがとうございます!」
先生「今日も18階までがんばりましょう」
森くん「はい!」
先生「よろしくお願いします」
森くん「できるかな?お願いします! どっちからでもいいんですね?」
と、明るい雰囲気で階段に向かう森くん。最初に歩いた時の映像とは別人のように確かな足取り。
ナレーション:1階から18階まで杖をついて上り切り、事故から4カ月足らずで退院の日を迎えたのです。
森くん 「うわ~ きつい!」(先生「あと少し!」)「はぁ・・やったー!」
一番上まで上り切った森くん。✨
森くん「自信を失ったわけではないので。うん、まだ走れると自分で信じているので」
「辞める時はたぶん、自信がなくなった時だと思うんですよね。目標もなくなって、ただ普通に走ってて、お金を稼ぐっていうふうになったら、もうそこが引退時なのかな。 でも、今は自信も失っていないし、やる気もすごいあるし。挑戦はできるので、諦めなければ。もうそれだけですね。」
ナレーション:同期の選手の言葉も力をくれました。
森くん 「「待ってるから」・・後輩も同期も とりあえず待ってるから、ゆっくりリハビリして、完璧に治して出て来て・・って言われました。」
(インタビュアー)「実は同期の方から・・」
森くん 「どっち?・・誰?」(びっくり顔から、笑顔がはじける)
ナレーション:メッセージを寄せてくれたのは森選手と同い年で養成所時代から25年間、ずっと苦楽を共にしてきた同期でした。」
森くん 「おぉ~!わかちゃんだよ!」(画面越しの相手は同期の若井友和選手)
若井さん 「歩いているんですか?本当ですか?すごいですね。 実際、そんな段階になっていると思ってないので、やっぱりすごいですね、回復力が。 あの 普通の47歳のおじさんですよ。(笑)」
「あの本当に ただオートレース好きな子供っていうか」
「また一緒にレースして、また切磋琢磨して いいレースがしたいなと思うので。まぁそれにはね、森がいないと 自分もライバルがいないので、ぜひ帰って来てほしいなと思います。 僕だけじゃなく、同期みんな一緒に走りたいと思ってる。」
「 モリカツ!! 何回も今まで奇跡を起こしてきたけど、またもう1回見せてくれ! 頑張れよ! 選手みんなも復帰待ってるから。焦らず、急がず、でもなるべく早く頑張って復帰してね。」
森くん 「嬉しい。・・・うん・・ありがとうございます」
感無量・・の様子の森くん。
(インタビュアー)「仲間のためにも、ですね」
森くん 「 うん。」
「・・やぁ・・いいですね、同期は。ふけましたね、若ちゃん。ね、おじいちゃんみたいになってましたね(笑)やぁ~・・嬉しいなぁ」✨
目元の涙をぬぐい・・
「なんか日本選手権でもこんな泣かなかったのに、・・・(笑)参ったな、今日は。何回も。まさか若ちゃんで泣くとは思わなかったな。籾井先生では泣くけど若ちゃんで泣くとは思わなかったから(笑)病んでるのかな?少しまだ? 参ったなぁホント。」
(インタビュアー)「若ちゃん、かわいそうに」
森くん 「(笑)いいんです、いつもこんな感じなんで。」
ナレーション:復帰への思いを強くしてくれた同期の力。森選手はもう1人の選手の名前をあげました。それが・・・
森くん 「ファンのみんなだったり、同期だったり、選手のみんなだったり、もちろん恵匠だったり。」
ー 2021年1月の事故時のレース映像 ー
ナレーション:今年1月のレースで共に落車した後輩の新井恵匠選手です。「自分のせいで森選手に大けがをさせてしまった」と涙で謝罪の言葉を口にしていました。
森くん 「僕が復帰できるまで「笑えません」と言ってるみたいなんですけど、もう・・そんなこと1ミリも思わなくていいから、とにかくレース頑張って優勝して、で、笑顔でいてほしいですね。 逆に笑顔で待っていてほしいです。僕が復帰するまで。」
「本当に何も悪くないのに、本当に追い込んじゃったのかなって・・うん」
ー 森くんの私物のあるスペース ー
ナレーション:そして復帰を目指す大きな力となっているもうひとつの大切な存在。それが・・・
ジャケットを手に取り、背中の模様をカメラに向けて説明する森くん。
「これ、そう(練習着に)5人のカラーを入れてるんです。」
「そうです、これ中居君、木村くん、吾郎ちゃん、つよぽん、慎吾ちゃん。」
ジャケットの5色の星を指さして名前を呼んでくれた。
「で、ちなみに 僕 白だったんで、白い・・」と白い星を指さして笑う。
「心強くなるんで、はい。」
「みんなに力をもらえるように。5人に力をもらえるように入れています。」
★★★☆★★
ナレーション:特注ヘルメットにもSMAPを象徴する星の中にメンバーのイメージカラーを入れていました。
森くん 「やっぱり、諦めかけそうになった時とか、この色を見ていると もうみんなが1人1人がすごい頑張ってるじゃないですか。その姿を見ると、もう自分もやっぱり妥協しないで頑張っていかなくちゃいけないんじゃないかなって」
(インタビュアー)「今回、けがしても前向きにいられるのも」
森くん 「もちろん!もちろんです! そう、みんながね やっぱり見てくれているんだなってのもわかったし。うん。やっぱりここで挫折するわけにはいかないしね。みんながいるんで。」
「「今は杖で歩けるようになったよ」とか 連絡はたま~に入れています。とにかく、焦らず治せとみんな言ってくれているんでね。」
ナレーション:事故の後も言葉をかけてくれた仲間。そんな仲間が作り上げた記録を超えたい、という思いが復帰を目指す大きな力になっていました。
森くん 「 SMAP 25周年だったんですね。僕は今(オートレーサーデビュー)24年目なんですよね。うーん・・25年は超えたいかな(笑)もっと出来れば行きたいですよね。まぁ 今デビュー・・あれか、みんなは30周年・・やってれば。ね?やっぱり、ひとつの世界で僕も うん、みんなと同じぐらいの 30年か。30年目指していきたいかな」
ナレーション:来年、オートレーサーデビュー25周年。これからの夢を色紙にこう書きました。
カメラに色紙を向け、
「はい! もう一度、日本一になりたいです。 想いを込めて。夢を書きました。やっぱり1回だけじゃ まぁまぐれだったのかもしれないですけど、まぐれじゃなかったって言われるためにも、もう一度 日本一に なりたいと思います。」
ー 2020年11月の 日本選手権 ゴールの映像 -
(BGM ♪ SMAP:前に )☆.+*
ナレーション:大けがを乗り越えて、もう一度日本一に。年明けに背中のプレートをはずす手術をし、さらなるリハビリを経て、来年春から夏ごろの復帰を目指しています。
森くん
「まだまだ、諦められないですね。 25周年、デビューの記念日(7/6)には復帰していたいですね。」
「戻ってきます。必ず。」
スタジオ。
MC夏目さん。
「今回のインタビューを通して、森選手のファンの皆さんは命に関わるような大きな事故だったと初めて知った方もいらっしゃると思います。 ただ、今 森選手がこうして笑顔で前向きにお話ししてくださっていることに少しホッとし、そしてこれまで森選手を応援してきて本当によかったなと思われたと思います。」
「今回、森選手は事故から現在に至るまでのありのままを話してくださいました。というのも、森選手は多くのファンのみなさん、仲間、家族、医師に支えられてここまでようやく辿り着くことが出来た、その感謝の思いをこめて 今の自分の姿を知ってほしいんだ、とインタビューに応じてくださいました。」
「そしてもう復帰戦のことも話されていました。復帰戦はぶっちぎりの1着でみんなを驚かせたいんだ、と言うことでした。」
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「あさチャン!」2日連続の森選手の特集の文字起こしレポいたしました。
森くんの言葉ひとつひとつに 愛、情熱、夢、やさしさが詰まっています。
誰かに力をもらい、そして恩返ししたいと伝えてくれるその姿にまた、多くの人が力をもらうことと思います。
この特集を組んでくださった「あさチャン!」そしてTBSに感想とお礼を送りました。
この記事の下にテレビ局の連絡先をリンクしていますので、まだの方はぜひ♥
そして、最後に・・・
よかったら、皆さん 小島英人さんのFacebook にアクセスして投稿をご覧ください。
★Facebookはこちらから ⇒ 小島 英人 - テレビの矜持 2021.9.29 #あさチャン! 最後の意地だと感じる。圧巻の #森且行... | Facebook
あさチャン!圧巻の #森且行 独占インタビュー 。#SMAP の仲間たちへの思い。壮絶なリハビリ。細く長い脚が18階を昇る。夢を諦めない。いい言葉だった。オートバイに跨がる姿のかっこよさ。最後に見せた番組の意地https://t.co/dUmSv0WMLn
— 小島英人 (@jimahide) 2021年9月28日
https://twitter.com/jimahide/status/1442999075847081987?s=20
森且行、来夏までに復帰を「まだまだ諦められない 戻ってきます、必ず」 https://t.co/mJuP52qINU
— 日刊スポーツ オートレース部 (@nikkan_autorace) 2021年9月29日
https://twitter.com/nikkan_autorace/status/1443163639809077250?s=20
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