さくさく☆2

SMAP&中居正広さん大好き ~もっと飛べるよ~

ライブツアー中だからこそ、改めてかみしめる。

お友達に教えてもらいました。 現在発売中(9月号)の「POPEYE」にSMAPについての特集があります。

P.158 「We are SMAP! & THE SMAP MAGAZINE を徹底解剖。

です。
実は私もまだ手元にない(苦笑)明日、本屋さんで早速チェック!します。


さて、さて。
日付変わって、金曜日。今日は、ジャニーズ3グループ出演・・というめずらしい現象の「Mステ」の日。
その前に。
日経エンタテインメント!9月号」の“ジャニーズサウンド解体新書”を改めて。


前に立ちたがらない。

誉められるのが苦手。

リーダーと呼ばれたがらない男の、自我よりも「チームの大きな成果」基準。

そんな中居から聞いたことをもとにライターの評論家の方が「J系」について語っているので、今更ながらどうぞ。


<ステージ主義が生んだ“コンサートのサウンドトラック”>

(1)あくまでもコンサートを見据えてのアルバム。

(2)選曲の段階で、コンサートに使えないような曲は外す。

(3)アルバムレコーディング自体が、コンサートの制作過程のひとつ。

数年前、SMAP中居正広から聞いた話は衝撃的だった。
ステージ上に立つ自分の姿を観客の立場から想像し、雰囲気やメンバーとのバランス → 演出 → ステージセット → コンサートコンセプト と膨らませて最後にやっと、アルバムコンセプトにつながるのだ。

音楽のジャンルを問わず、通常とは真逆のプロセス。

SMAPにとってコンサートとは「音楽を見せる場」で、アルバムとは「コンサートのサンウンドトラック」なのである。


そして、このアルバム観はSMAPの大成功によって、ジャニーズ系アイドルのアンセムとなった。

SMAPは以前のアイドルのアルバムと言えば、ヒットシングルが2曲たまれば。あとはリリースを予定時期の季節に合わせた曲を適当に詰めて出すような類だったわけで、彼らのトータルコンセプト主義はやたら斬新で、その後の風景を一変させて当然だろう。

にしてもコンサートのための楽曲なだけに私のようなロック畑の者からすれば面白過ぎる話をJ系に曲が採用された連中からいろいろ聞かされた。
メロディー以外、詞もアレンジも思いきり変更されて、最初聴いたとき、自分の曲だと気づかなかった者。楽曲の最後にコンサート演出に合わせて、爆発音をくっつけられた者。
うーん、徹底してる。

~音楽スタイルの編集者として~
それでも一時は、デビューして芽が出なかったミュージシャンたちが一攫千金を夢みて、こぞってJ系の楽曲コンペに参加していたのを思い出した。
最近は制作サイドから曲を発注しているようだが、それでも採用されるかどうかのハードルは相変わらず高い。

そりゃそうだろう。 多士済々なJ-POPが大衆歌謡のご時世だからこそ、アイドルの楽曲にも新しくてハイレベルな音楽性が求められる。 に加えてコンサート演出上の機能性まで必要なのだから。

そんな過酷な生存競争を勝ち抜いた楽曲たちが集められたアルバムが、よくないはずがない。
なにより最先端だったりマニアックだったりする音楽スタイルを、大衆向けに翻訳した楽曲たちだし。

なので<ジャニーズ系アルバム>は今や、優良音楽ジャンルそのものとなった。おそるべし、安心音楽ブランド。蛇足を1つ。先に歌割をすれば編集の手間が省けるのに、なぜ一人ひとり全員フルコーラス歌わせて録るのか。
その謎がようやく解明できた。
メンバーが病気などで欠けても、誰かが代役を務められるようにだという。見事な危機管理というか、コンサート至上主義の賜物であった。
(文/市川哲史


ジャニーズアルバム聴き倒し・・・という特集で。
Hey!Say!JUMP、KAT-TUN、嵐、SMAP と4作のアルバムをしっかり聴いたライターの書いた記事は、ところどころ「誉めているのかけなしているのか」わからない匂いもさせながら(笑)、いや、でも、かなり素直に聴いてくれている。

我らがSMAPに対しては、誉めている というより、リスペクトさえ感じられる。


SMAPのような)アーティストは、J-POP界全体を見回してもほかに見当たらない。 


彼らの登場によって、アイドル歌手の概念は一変した。(略)SMAPは、セールス、興行をはじめとするあらゆる面で、平成アイドルのモデルケースそのものだ。

(新作アルバムは)これだけの多彩な楽曲スタイルの競演は、収拾がつかなくなるという危険性がつきまとう。しかしSMAPの場合、「彼らが歌っている」という唯一の共通項だけで、空中分解することなく1枚のアルバムとして成立してしまう。一聴すれば、それはすぐ判別できる。

思うに、SMAPのアーティスト性とは、圧倒的な記名性という「存在感」にほかならない。

SMAPの「存在感」にはかかわる者を知らず知らずに輝かせる、一種のメディア機能がある。


・・・・20年以上もやってると、若い世代はSMAPが起こした革命とか、今は当たり前に「アイドル」が長寿になったことの基礎をつくったパイオニアであることとか・・・そりゃーわからんわな(爆)
でも、『SMAP以前』のアイドルと『SMAP以後』のアイドル&J-POP界を知っている人たちに語ってもらう事は大切かも。 うん。

市川さんいわく。
「90年代中期、昭和歌謡の象徴ともいえるアイドル文化は、一億総J-POP化の波に押され、消滅の危機に瀕していた。それを救ったのがSMAPである。」

うむ。
確かに。SMAPがデビューしたころ、誰が今のジャニーズ大成功を想像できただろう。
なにより。 マッチ、トシちゃん、全盛の頃も知っている自分がその当時はまったくもって興味がなかったのに・・・パンク魂全開でロックを愛し、バンドマンであったこの私さえも虜にしてしまう「SMAP」という存在。


実は。
SMAPファンには、そんな「変わり種」が多いのは間違いない。 もともと「アイドル好き」というわけではなく。そして、今も他のアイドルに疎いのであった。  SMAPは特別な存在なのだ。