「家族にも戻らなければならないですし、このステージにも戻らなければならないですし。金スマにも戻らなければならないですし。」
歌い終わった 堀ちえみさんに中居君はこう言った。
最後「金スマにも」とユーモアを添えたところに少し笑って「負けません。」と力強く返したちえみさん。
「負けない、がんばります。」
その言葉を支えるように
「ここからがスタートだと思いながら。元気な姿でまた遊びに来ていただきたいと思います。」
と、明るく送り出した中居君。そして、金スマのみんな。
闘病している方に「絶対、大丈夫」とか「がんばって」と周りが善意で励ますことがかえって負担になってしまうことがあります。
その方、その方の状況、個性によってはサポートする方法も変わってくるでしょう。
個々のケースによって異なる、一概に当てはめることは出来ない。
その方に合った “寄り添う”ことがなにより大切なんだと。
そのことを私たちは学ぶべきだし、日頃から心にとめておきたい・・と思う。☆*。
では、掘さんの場合はどうだったの?・・というと。
ご本人がインタビューでお話していたように・・
「15歳で人より早く社会に出て、人より早くいろんなことを経験して」
「人よりも早く人生をまっとうしたんだと思ったら」
「私自身は悔いがないから」
と、がんの告知を受けても取り乱すこともなく、冷静に行動し、お仕事も続けた。
「精一杯生きてきたから もう いいかな」
そう思い、周囲にも病気のことは公表せず・・
積極的な手術などは行なわず、緩和ケアをしながら人生の幕を閉じようと考えたこと。
そんな堀さんが、積極的に闘病しようと思えたのは、やはり家族の存在。
娘さんが涙ながらに発した言葉・・。
それを聞いた時に、「生きなければ」と初めて思ったと。
「生きなければ」
そう、決意した堀さん。
大変な治療も自らの意思で行なうことにしたのですね。
3年後、デビュー40周年に向けてライブを行なうこと。
「『もう一度 歌いたい』っていうその気持ちが病を克服する力になるんではないかと」
彼女の原動力のひとつにもなっていることを話してくれましたね。
積極的に取り組む決意をした堀さん。
舌の半分以上を切除する手術を行なうため、喋ること・歌うことが出来るようになるのか・・
歌えないかもしれない・・
掘 「もしかしたら、最後になるかもしれないので」
中居 「 “かもしれない”。うん。」
掘 「歌っておきたいな って」
不思議なことに、歌を歌っている時は舌の痛みを感じない・・という堀さん。
春らしいピンクの洋服で「リ・ボ・ン」を歌ってくれました。
掘さんの「生きるちから」となっている家族、そして仲間たち。歌うこと。
中居君はそのことを感じて、「戻らなければならない」「ここからがスタート」「また遊びに来て」と・・
彼女を支えるエールになる言葉を選び、声掛けをしたのだと思いました。
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楽屋で早見優さんと抱き合い涙する姿まで映させてくれた堀さん。
それを放送する、とした決意した「金スマ」。
そこには
「同じ癌を抱えて、経験をされて頑張っている方々。克服をされた方でも再発をするのではないかともの凄く不安に思ってる方の・・なにかの勇気に繋がればいいかなと思って」
という、堀さんの気持ちが反映されていたのでしょうか。
無事に手術を終えた、というブログも拝見しました。
いまはただ、回復をお祈りしています。🌸